セミナー・公演
代理店向けセミナーを開催しました
令和2年2月28日(金)に、かばしま法律事務所が入っているビルの7階の会議室にて、保険代理店向けにセミナーを開催させていただきました。
セミナー講師を務めたのは、当事務所の交通事故委員会所属、渡部裕太郎弁護士です。
タイトルは「これだけは知っておきたい赤い本基準」とさせていただきました。
「赤い本」とは、弁護士や裁判官の間で教科書的に使われている、公益財団法人日弁連交通事故相談センター東京支部算定基準部会が編集している、「民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準」という書籍です(表紙が赤いため、「赤い本」と呼ばれています)。
損害賠償の費目ごとの考え方や裁判例などがまとめてある本です。代理店の方々も交通事故賠償において交渉の補助をすることがありますので、この「赤い本」についての理解を深めることが必要であると思い、このテーマを設定し交通事故の賠償論の基礎を話させていただきました。
弁護士として交通事故の代理人を任せてもらったらどのような動きをしているのか、どのような点に着目しているのか、どのように損害賠償額を計算しているのか等を、解説させていただきました。
新型コロナウイルスの蔓延の影響もありながら、約30名の代理店の方々にご参加いただき、盛況に終わりました。
みなさん熱心にお話を聞いておられ、セミナー後にもご質問をいただきました。
今回は基本的な損害論についてを取り扱わせていただきましたが、このセミナー中に取らせていただいたアンケートをもとに、保険代理店の皆さんが聞きたい話、弁護士と議論したい話に焦点を当てて、今後のセミナー(ないしゼミ)のテーマを決定させていただきます。
今後も、少しでも保険代理店の皆様にとって有益なセミナーを開催していきたいと思いますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。今回のセミナーにご出席いただきました皆様、誠にありがとうございました。
弁護士 泊 祐樹