ニュースレター
ニュースレター KabashimaLawJournal 2019年12月発行Vol.22
~九弁連大会in沖縄~(弁護士 松﨑広太郎)
こんにちは!弁護士の松﨑広太郎で御座います。
先日、沖縄県で九弁連大会という九州中の弁護士の集まるイベントが開催されました。その大会に付随して、弁護士のみが出場する各県対抗駅伝大会が開催されました。福岡チームから5人が出場したのですが、このうち2名は当事務所の福田弁護士と渡部弁護士が出走しました。それもトップとアンカーという役どころ。
あえなくぶっちぎりの最下位に終わりましたが、気持ちのよい沖縄の海をバックに快走を繰り広げました。
2019お客様感謝祭 (弁護士 福田康亮)
はじめに
令和元年11月15日(金)に、久留米の萃香園ホテルにおいて、「かばしま法律事務所お客様感謝祭」を開催致しました。この催しは、今年で5回目となりますが、日頃お世話になっているお客様に、感謝の気持ちをお伝えするため、毎年この時期に実施させていただいております。今回は、当事務所設立30周年記念祭であった昨年の参加者数をさらに超えて、100名を超える顧問先の皆様にご参加いただくことができ、令和初の感謝祭を盛大に行わせていただきました。
17時から講演会、18時30分から懇親会というスケジュールで執り行わせていただきました。
講演会の講師
今回の感謝祭でも、まず講演会を執り行わせていただきました。例年、顧問先の皆様の中から講師をお願いしておりましたが、31年目を迎え当事務所として新たな門出を切ることとなり、なおかつ、明治29年に制定された民法の債権法ルールの初の大改正が目前に迫り法実務に従事する者として極めて重要である今年は、当事務所の代表弁護士である椛島修とパートナー弁護士である竹田寛により、講演をさせていただきました。
講演会第一部
講演会第一部として、代表弁護士である椛島修より、今後の事務所の活動方針に関して、講演をさせていただきました。
当事務所は、現在、企業の皆様を対象とする企業法務と、個人の皆様を対象とする法務として相続・離婚・交通事故を中心として、専門分野化を図りたいと考えております。各分野それぞれに委員会を設け、各分野の専門的なスキルの向上などについて、日々協議を重ねております。
企業法務に関するものについては、顧問先の皆様のあらゆる事件にも対応できる法的スキルの確保を目指します。また、各企業ごとにそれぞれ2名以上の弁護士を担当として振り分けることで、より迅速な法的サービスの提供を実現して参ります。
■ 講演会第二部
講演会第二部として、パートナー弁護士である竹田寛より、債権法改正をテーマに講演をさせていただきました。2020年4月より施行される改正民法は、長年批判のあった制度の変更や最高裁判例の明文化など様々な規定が改正・設立されていますが、その中でも本講演では、お越しいただいたどの企業の皆様にも共通するといえる「時効」制度の改正点をテーマとさせていただきました。ここでは講演会で取り上げたものの一部について簡単に触れさせていただきます。
1 時効期間の変更
現行民法では、時効期間は原則「権利を行使することができる時から」「10年」とされており、商行為によって生じた債権は「5年」、その他例外的に一部の職業別の債権は「1年~3年」とされています。
しかし、民法所定の職業に当たるか否かがわかりにくく、また、1年~3年の期間を分ける合理性がないといった批判が従前から存在していました。そこで、改正民法では、「権利を行使することができることを知った時」から「5年」、「権利を行使することができる時」から「10年」に統一されることとなりました。また、生命・身体を損害とする損害賠償債権についても特則が設けられました。
2 時効の更新・完成猶予
現行民法では時効の「中断」とされていたものですが、「完成猶予」「更新」という文言に改められ、より分かりやすい規定へと変更されました。また、相手方に対し、訴訟提起することまでは考えていないが、相手方が債務の「承認」まで行わないようなケースは、現行民法では対応が困難でしたが、「権利についての協議を行う旨の合意」を「書面」で行うことにより、一定期間、時効の完成を猶予する規定が新設されました。
懇親会
講演会の後は、会場を移し、懇親会を開催させていただきました。懇親会では、集合写真の撮影、当事務所の新規加入弁護士の紹介、 提携士業代表挨拶、豪華賞品が当たる抽選会、マジックショーを行わせていただきました。
当事務所では、司法書士、社会保険労務士、公認会計士、税理士、行政書士、弁理士などさまざまな士業の方と法的紛争の解決に向けた提携をさせていただいておりますが、今回は、提携士業の皆様を代表して、ベトナム・ホーチミンにおいて海外案件等でご尽力いただいております弁護士法人キャスト所属の工藤拓人弁護士にご挨拶いただきました。
抽選会&マジックショー
一昨年より好評をいただいております抽選会を、今年も実施させて頂きました。くじを引いて当選された方14名に賞品をお渡しさせていただきました。なお、昨年、参加者皆様全員にささやかなプレゼントをさせていただいたところ、大変好評でしたので、今年も、記念品として皆様全員にボールペンをお配りしたところ、こちらも大変ご好評をいただきました。
さらに余興としてマジックショーをお楽しみいただきました。ご出席頂きました皆様、当事務所所属の有滿弁護士が突然現れる最後のマジックは楽しんでいただけたでしょうか。
こうした余興の後、お客様の発展を願う万歳三唱を行い、大盛況のうちに幕を閉じることができました。
お礼およびご挨拶
ご出席頂きました皆様、改めましてありがとうございました。少しでも皆様への感謝の気持ちが伝わったのであれば幸いに思います。弁護士一同、皆様と事件のことだけでなく何気ない会話で歓談することができ、大変うれしく思いました。
今回都合が合わず出席頂けなかった皆様、来年もお客様感謝祭を開催させて頂く予定にしておりますので、是非ともご参加下さい。
本年も終わりを迎えようとしておりますが、どうか皆様、変わらぬお付き合いをさせていただきたく存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
弁護士雑記(自己紹介):弁護士 寺川忠幸
1 はじめに
平成31年2月に、入所した寺川忠幸(てらかわ ただゆき)と申します。生まれは、日本の反対側、北の大地の北海道です。函館市の職員として20年ほど勤務して、司法修習を機に鹿児島に来たのが縁で当所で務めることとなりました。
2 筑後、当所とのご縁
私は、函館市役所に在職中に司法試験に合格し、翌年退職して司法修習生になっています。1年間函館市役所に残ったのは、弁護士となった後も市職員として(当時の)地元である函館市に貢献したいとの思いがあったからです。
函館市との関係では、その思いは叶わなかったのですが、その後鹿児島で修習をし、就職をした法テラスの養成事務所として当所にて平成28年の1月から12月まで勤務しました。法テラスでは鹿児島に赴任し、本年2月から再び当所に勤務させていただいております。
弁護士としてのスタートをした筑後で再び仕事をさせていただくことは何かのご縁があるに違いないと思っております。函館市でかなわなかった地域の皆様へ貢献することを筑後でできればと思っています。
3 法テラス鹿児島での2年間
法テラス鹿児島では、資力の少ない個人の方を対象とする扶助事件、国選弁護を中心に仕事をしていました。民事事件としては債務問題(自己破産)と離婚・家事事件を多く扱いました。離婚・家事事件は当所でも多く、鹿児島での経験が役に立っています。
鹿児島では、休日には趣味の食べ歩き、温泉めぐりや、最近始めたカメラでの撮影を楽しみました。カメラでの撮影は霧島神宮の紅葉や、出水の鶴を撮影したのが印象に残っています。鳥を撮影しようと望遠レンズを購入したのは良いのですが、未だに実現していません。
4 最後に
当所に再び勤務をすることになって、久留米・筑後の皆様方のためにお仕事ができることをとてもうれしく思っております。弁護士として、法律の知識はもちろん、交渉の方法、その他幅広いことを吸収してより成長して、皆様方のお役に立てればと思っております。
当所においては、相続委員会に所属して、最近改正された相続法をはじめ、実務の運用について日々研鑽を重ねております。また、企業法務、交通事故を中心に様々な法的問題に対応できるよう努力しております。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
お知らせ
令和2年1月17日の14時より、企業様向けの労務管理セミナー(参加費無料)を開催します。働き方改革など、法改正がなされておりますが、今回のセミナーでは、総務担当者が知っていそうで意外と知らない労働時間の基礎的なお話をさせていただきます。是非この機会に改めて労務管理の基礎を改めて確認いただければと思います。
講師は当事務所の寺川忠幸弁護士、有滿理奈子弁護士です。是非ご参加ください。
(編集担当 弁護士 泊祐樹 松本圭史)